Rev.72においてまともなかな入力モードが実装されました。ツールバーから切り替えて利用できます。
Rev.76以降はローマ字入力モードでかな入力はできません。かな入力モードに切り替えて下さい。
Rev.72以降に実装されたかな入力モードはアルファベットキーをかなに変換する方式も採用しています。どちらでも入力できると言うことです。
以下の文章の方法を取ろうが取るまいが入力可能です。アルファベットキーからかなを変換する方法を無効化する設定も近いうちに実装するつもりです(準備は大体できている)。
scim-wnnはRev.69よりかな入力をサポート。
ただし、このかな入力の仕組みはscim-anthy等のそれとは違った方法を取っている。
IMEngine側でアルファベットキーとかなをマップして変換させるのではなく、直接キーイベントからかなを判別する。
日本語キーボードを使う設定になっているか確認する。例えば
$ setxkbmap -print xkb_keymap { xkb_keycodes { include "xfree86+aliases(qwerty)" }; xkb_types { include "complete" }; xkb_compat { include "complete" }; xkb_symbols { include "jp+inet(logicdo)" }; xkb_geometry { include "pc(pc104)" }; };
こんな感じならまぁOK。
$ setxkbmap -option grp_led:num,grp:lctrl_toggle
この例では右Ctrlキーがかなトグルキーに設定され、numlockのLEDがその状態を示してくれる。
以上の設定を施せばscim-wnnからかな入力が可能となる。ローマ字入力モードでかなトグルキーを押しかな入力状態にしてキーを打てば、刻印通りのかなが入力されると思う。
かなトグルをoffにすれば、通常のローマ字入力に戻る。
X側の設定を強要するのはあれだが、この設定にすれば長音符号問題も一応解決する。
ただ、代わりに失うものも少なくない。さて、どうしたものか…。